〜光輝く特殊性を持ち、熱いハートを

もつ医師が切磋琢磨していく教室〜

浜松医科大学耳鼻咽喉科学教室
QOLを重視した医療の実施

 浜松医科大学耳鼻咽喉科学教室は、昭和52年に野末道彦を初代教授として開講しました。平成7年に第2代教授として星野知之が昇格し、平成15年には第3代教授に峯田周幸が昇格しました。歴代教授が教室内部よりの昇格なので、研究・診療とも継続性がよく保たれています。峯田教授は就任に当たり、「光輝く特殊性を持ち、熱いハートをもつ医師が切磋琢磨していく教室」を基本理念に掲げました。この方針のもと、医局員一同が臨床に研究に日夜励んでいます。

 常勤医を派遣している関連病院は、静岡県内を中心に21病院あります。(学会認定研修施設は14)その他に、癌研病院や静岡県立がんセンターなどに研修のため常勤医を派遣しています。大学には13名が在籍し、また3名が留学中で、計65名の医局員が大学内外で活躍しています。(現在、他学出身者21名、女性16名、中途入局者12名で他科よりの転科も多く同門会員は126名になります。)

 耳鼻咽喉科の関係する領域は広く、脳と眼を除いた頭頸部全体となりますが、同教室が最も得意とする分野
は、頭頸部腫瘍です。頭蓋底再建や遊離皮弁を使用する拡大手術から、同大学の特徴である機能温存を目指す光線力学的治療(Photodynamic therapy)まで、多彩な術式をQOLと根治性を考え峯田教授が中心となり施行しています。峯田教授は、積極的に手術室に足を運び、自ら医学生・医局員の指導に当たっています。

 耳に関しては、星野前教授以来の伝統を受け継ぎ、鼓室形成術は全国有数の施行件数です。現在は、短期入院での手術を心がけ、水田准教授が中心になり手術・指導にあたっています。また、人工内耳は細川医員が中心となって施行しており、症例数は全国でもベスト10に入ります。

 近年のトピックである睡眠時無呼吸・いびきに関しても、三澤講師が中心となり、積極的にQOLを考慮した治療をおし進めています。

 また、平成23年から高橋助教により鼻副鼻腔・アレルギー外来が開設されました。
     
                学生に手術の説明をする峯田教授        耳鼻咽喉科教室スタッフ(病棟カンファ)


リサーチマインドを持つ医師であれ

  当教室では、基礎的研究に於いても、臨床の中より問題点を汲み上げるようにし、その成果を更に臨床にフィードバックできるよう努めています。研究の主たるものは、頭頸部癌の分子生物学的研究(細胞周期関連・血管新生・腫瘍抑制遺伝子の研究や18qのLOHより新たな癌関連遺伝子の発見など)と耳(内耳形態・内耳免疫電顕・内耳の局所血流障害モデル・人工内耳音声処理法の開発・遺伝性難聴)です。しかし、上記以外の分野の研究も、希望があれば行えるよう積極的に援助しています。

  平成16年より導入される研修医の卒後臨床教育の必修化により、耳鼻咽喉科には初期研修終了後に入局するようになりました。大学附属病院で耳鼻咽喉科医としての基礎的事項を研修し、その後、関連病院にて大学附属病院では経験できないような疾患を扱うことにより、幅広い知識や経験を吸収できるように配慮しています。後期研修終了時には日本耳鼻咽喉科学会認定専門医になり、また、一人前の医師として社会に通用すべく教育を行っています。

  専門医取得後は大学に戻り、大学附属病院の特殊性を生かした腫瘍コース・耳コースで専門的な研修を行います。その後、関連病院で後輩の指導に当たり、また、開業して地域医療の向上に貢献しています。その間、大学院進学や留学も積極的に勧めています。

  耳鼻咽喉科の扱う領域は広いので、個人の希望や事情に合わせ、専門分野・ライフスタイルを決めることが可能です。また、教室の定期的行事としては、毎週月曜日の夕方より病棟カンファを行い、各自の専門分野のみならずチーム医療を行うための情報の共有化を行っています。隔週の木曜日の夜には医局集会(症例検討会・学会予行・他科領域の勉強会・研究発表など)を、また、円滑な人間関係・明るい教室を作るべく、春の新入医局員歓迎を兼ねた一泊の医局旅行や忘年会なども行っています。

  「21世紀は感覚器の時代とも言われています。頭頸部腫瘍や耳のみならず、聴覚・味覚・嗅覚などに興味のある医学生・若き医師達の入局を歓迎します。」(峯田教授)

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峯田教授