耳鼻咽喉科入局をお考えの皆様へ

  浜松医科大学は、穏やかな気候と緑に囲まれた静岡県浜松市北部に位置します。周辺は新興住宅地として開発中であり、大学周辺には美しい町並みが広がっています。また、企業の研究所も集まるテクノポリスが隣接しており、産業・学術の中心となっております。

耳鼻咽喉科学とは・・・?

 耳疾患に関しては、平衡機能障害、難聴、耳鳴、顔面神経麻痺を主に取り扱っております。我が科においては病院開設以来、星野知之名誉教授が中心となって真珠腫性中耳炎、耳硬化症、外耳道閉鎖等の複雑な手術に取り組み、全国的にも非常に高い評価を受けています。鼓膜穿孔をともなう慢性中耳炎に関しても聴力改善を含めて98%という著しい成功率を誇っています。全聾患者に関しては人工内耳を積極的に行っており県下における中枢機関として数十例の手術を経験しております。幼少児の人工内耳に関しても取り組み始めています。聴神経腫瘍においても脳神経外科と共同で腫瘍の部位や大きさにより頭蓋内部からのアプローチ、経耳科的アプローチの検討をし最適な方法を用いて聴力と顔面神経の保存しつつ腫瘍の全摘出を行っております。

メニエル病を初めとするめまい疾患に関しては、野末道彦名誉教授と峯田周幸教授を中心として通常の薬物療法では軽快しにくい難治例に対して多方面からの治療を試みております。

鼻科学は最近進歩の著しい領域です。副鼻腔炎の治療に対する内視鏡を利用した手術では、切らずに蓄膿症を治すことが出来ます。出血も少ないため手術後の腫脹や痛みも少なくなりました。また最近導入したマイクロデブリッターにより手術時間も短縮されました。薬物療法に抵抗するアレルギ−性鼻炎に関しては、従来の減感作療法と共に、レーザーにより鼻甲介粘膜を焼灼して鼻汁、鼻閉、くしゃみを押さえる外来手術を積極的に行っております。

咽喉頭に関しては、扁桃炎、扁桃肥大、声帯ポリ−プも数多くみられます。耳鼻科の代表的手術である扁桃摘出術(俗に扁摘)、声帯ポリ-プ切除などに加えて咽頭拡大術によりいびきや睡眠時無呼吸の手術的治療が出来るようになりました。

頭頸部悪性腫瘍に関しては、上顎癌、咽頭癌、喉頭癌、舌癌、甲状腺癌等があり、県下から多数の患者が集まっております。動静脈の血管吻合を使った再建方式の進歩により咽頭喉頭摘出術から頭蓋底再建まで容易に出来るようになりました。それに伴い、最低限の切除範囲で有効な治療をすることになりました。

研究領域では、主に聴覚、平衡感覚、鼻アレルギー、頭頸部腫瘍の各分野で最先端の研究が行われています。聴覚に置いては星野知之名誉教授を中心として血管条障害による急性感音性難聴の発生機序の解明を目指し、平成11年日本耳鼻咽喉科学会の宿題報告を行い、高い評価を得ました。頭頸部腫瘍では、峯田周幸教授を中心として分子生物学的な手法により癌の発生から転移までのプロセス解明をテーマに研究を進めています。また、講師、助手を中心として平衡感覚、嗅覚、味覚、鼻アレルギーに関して研究を行い、学会発表及び論文執筆を行っております。

入局後の研修内容

入局後は、最初の研修医の二年間で、内科、外科等をローテートすることにより耳鼻科領域に関わらず全身疾患を診断治療できる能力を身につけ、三年目から耳鼻科特有の診断と検査、手術を修得します。これに並列して基礎的な研究を開始し国内外での学会発表の経験を持つことができます。これまでには医局員の海外留学実績も多数あり、現在も在外大学との共同研究も行われております。

多数の方の入局をお待ちしています。来春の入局者も募集しております。

入局に関してのお問い合わせは岡村純医局長(e-mail: )まで。

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