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研究内容

2012年度臨床心理研修生の募集は終了いたしました。

当科では、毎年、臨床心理研修生を募集しております。お問合せは随時受け付けております。詳細は下記をご覧ください。
〜浜松医大の臨床心理研修生〜

浜松医科大学精神神経医学教室では毎年、臨床心理研修生を受け入れています。当教室の研修(約2年)の目的は、精神疾患の正しい理解、様々な心理検査の実施と解釈、森田療法や認知行動療法といった精神療法を身につけることにあります。
 研修生は、主治医の指導のもと入院中の患者を担当し、うつ病、摂食障害、統合失調症、不安障害といった様々な精神疾患をもつ患者の治療に関与し、臨床経験を積んでいきます。担当患者の心理検査を施行することを通して、疾患特有の検査結果の特徴をつかむことができ、治療に心理検査を役立てていく方法を身につけていくことができます。
精神療法の研修は、毎週行われる教授回診や、毎朝の主治医グループのカンファレンスを通じて、各疾患に対して行われている精神療法の過程や方針を見聞きすることから始まります。当教室では、入院・外来での森田療法及び認知行動療法を積極的に行っています。入院森田療法に関しては、病棟での患者の様子をみながら具体的な治療プロセスを学んでいくことができます。加えて、定期的に開催される森田療法、認知行動療法の症例検討会に参加し、実践的な知識を身につけられます。
また、近年様々な領域で関心を集めている発達障害児者に対するアセスメント法を学ぶこともできます。発達支援の基本として注目されているペアレント・トレーニングの実践講座への参加を通じて、本人のみならず家族に対する基本的な介入技法を学ぶ機会もあります。
研修期間中には学会発表を行うことも可能です。研修を終了した方々の多くは、浜松医科大学精神科の関連病院で臨床心理士として活躍しています。公務員心理職や教育施設などの分野で活躍している方もいます。

当教室で研修を受けた心理士は、日本臨床心理士資格認定協会が認定する臨床心理士資格試験の合格率が9割を超えています。これは、当教室での高い教育水準を反映していると私達は自負しております。教室には心理士の先輩が大勢おり、先輩が後輩の指導をしているほか、臨床実践について日頃から医師の指示・指導を受けています。

心理士の需要は年々高まっており、臨床業務に限らず、学会発表や研究にも力を入れています。研究に興味のある方のご応募もお待ちしております

研修スケジュール

浜松医大での研修 (精神科病棟の回診・勉強会への参加)
関連病院
浜松医大での研修
浜松医大での研修
関連病院
関連病院
休日 (研究のお手伝いが入ることがあります)
浜松医科大学附属病院精神神経科での研修
・新規外来患者さんの予診の実施と初診の陪席
・医師を交えた病棟カンファレンスと回診、教授回診への参加
・病棟スケジュール(レクリエーション、畑作業など)への参加
・外来、入院患者さんを対象とした心理検査の実施と解釈
・外来、入院患者さんを対象としたカウンセリング(精神療法)の実施
・心理検査勉強会、認知行動療法勉強会、森田療法研究会への参加

外勤先(関連病院を含む)での仕事
・単科精神科病院での病棟スケジュールへの参加
・単科精神科病院でのデイケアへの参加
・外来、入院患者さんを対象とした心理検査の実施と解釈
・外来でのカウンセリング(精神療法)、プレイセラピーの実施
・地域保健所などでの健診業務
・地域児童相談所での心理検査の実施と解釈
・高齢者を対象とした認知症の検査
・学生相談室でのカウンセリング業務
・大学、専門学校での講義
・スクールカウンセラー
外勤先では日給で給与が支払われます。
心理検査ができるようになるまでは浜松医大での研修日が増えることがあります。
外勤先での心理検査の解釈、所見の書き方についても浜松医大の心理士の先輩が指導をします。
その他、外勤先で困っていることなど適宜、相談できる体制が整っています。
医師を交えた新人セミナー
心理士を含めた、新入医局員を対象とした以下のような勉強会が毎年開催され、研修を積んでいます。その他、先輩心理士による心理検査の勉強会が定期的にひらかれ、新入研修生の学びの場となっています。

当教室での研修で身につけることが出来る心理検査
<人格検査>
ロールシャッハ・テスト/MMPI/東大式エゴグラム/Y-G性格検査/P-Fスタディ/文章完成法/バウム・テスト

<知能検査・発達検査>
WAIS-3/WISC-4/田中・ビネー知能検査5/ITPA/K-ABC/新版K式発達検査2001/コース立法体知能検査/DAM

<認知機能検査・作業検査>
CANTAB/ウィスコンシン・カードソーティングテスト/ウェクスラー記憶検査/ベンダー・ゲシュタルト・テスト/ベントン視覚記銘力検査/ADAS/HDS-R/MMSE/職業適性検査

<症状評価>
ハミルトンうつ病評価尺度/MADRS/ハミルトン不安尺度/PANSS/BPRS/Y-BOCS/ヤング躁病評価尺度

<発達障害のアセスメント>
M-CHAT/PARS

論文・学会発表

 浜松医大精神科では研究や日頃の臨床業務についての学会発表や論文の投稿も積極的に行っています。

1. 星野良一,田中純二,渡邊知子,河合正好,森則夫:浜松医大精神神経科における森田療法と治療成績.森田療法学会雑誌17(2);147-167,2006.

2. 井上淳,星野良一,野島秀哲,岡本典雄:塩酸ドネペジル(donepezil hydrochloride)の認知機能に及ぼす効果の臨床的検討.老年精神医学雑誌,30(9);993-1002,2007.

3.渡邊知子,須田史朗,巣山理恵,渡邊瑠依,森則夫:難治の大うつ病性障害にアリピプラゾールが奏効した1例.精神科,13(4);360-363,2008.

4. 渡邊知子,河合正好,田中純二,星野良一,森則夫:作業期から森田療法に導入した症例の治療効果と問題点.森田療法学会雑誌,19(2);141-146,2008.

5.Jun INOUE, Ryoichi HOSHINO, Hidenori NOJIMA, Norio OKAMOTO:Investigation of the short- and long-term effects of donepezil on cognitive function in Alzheimer's disease. Psychogeriatrics 9(1) ;27-33, 2009.

6.Jun INOUE, Ryoichi HOSHINO, Hidenori NOJIMA, Wataru ISHIDA, Norio OKAMOTO:Investigation of responders and non-responders to long-term donepezil treatment. Psychogeriatrics 10(2);53-61, 2010.

7.Yosuke Mochizuki, Ryoichi Hoshino, Yasuhide Iwata, Tomoko Watanabe, Shu Takagai, Jun Inoue, Norio Mori:Turning Treatment Crisis to Advantage to Facilitate the Process of Morita Therapy. 第7回国際森田療法学会 プログラム集;44-45, 2010.

8.大隅香苗,望月洋介,近藤玲加,橋詰由加里,渡邊知子,井上淳,大城将也,吉原雄二郎,岩田泰秀:難治性強迫性障害に対する森田療法と曝露反応妨害法の併用療法.精神科17(6);648-652,2010.


研修終了後の進路

約2年間の研修を修了した心理士の多くは静岡県内の関連病院で働いています。その他、公務員試験を受けて、公務員の心理職に就いている先輩もいます。
常勤
メンタルクリニック・ダダ/朝山病院/佐鳴湖病院/藤枝駿府病院/沼津千本病院/共立湖西病院/遠江病院/磐田市民病院/浜松市発達医療福祉センター/天竜病院/やきつべの径診療所/メンタルクリニック掛川/静岡県立こころの医療センター/浜松市発達相談支援センター ルピロ/静岡市職員/浜松市職員/他県公務員心理職 など
非常勤
聖明病院/城北公園クリニック/朝山病院/西山病院/天竜病院/神経科浜松病院/葉月クリニック/こひつじ診療所/小池神経科/遠江病院/磐田原病院/福田西病院/岡本クリニック/岩屋病院/公園通りクリニック/浜松市発達医療福祉センター/静岡県こども家庭相談センター/磐田市民病院/磐田市保健所/西部児童相談所/浜松市スクールカウンセラー/静岡市スクールカウンセラー/静岡県スクールカウンセラー/浜松学院大学学生相談室カウンセラー/浜松大学学生相談室カウンセラー/静岡大学附属中学スクールカウンセラー/聖隷クリストファー高校スクールカウンセラー/浜松市立看護専門学校スクールカウンセラー/浜松大学 非常勤講師/静岡医療科学専門学校 非常勤講師 など

募集案内

研修期間
約2年間
募集人員
若干名(例年6〜8名ほど
応募条件
  • 臨床心理士指定大学院を修了見込みで臨床心理士受験資格を取得できる
  • 体力に自信があり、浜松市もしくはその近郊での非常勤勤務が可能
  • 経済的余裕がある(研修1年目は、1ヶ月の収入が10〜15万ほどで、一人暮らしをするのに十分な収入は得られません)
  • 車での移動が可能
  • 精神医学および心理学の研究に興味を有する
応募方法

 ホームページよりメールを送信後、以下の書類を郵送して下さい。

必要書類
  1. 履歴書
  2. 指導教授推薦書(書式の指定はいたしません)
  3. 「浜松医科大学の研修に期待すること」と題して自筆400字以内の小論文
書類郵送先

4313192 静岡県浜松市東区半田山1丁目201
浜松医科大学精神神経医学教室
井上淳 宛

研修生
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