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腎癌その他腎疾患に対する腹腔鏡下手術
昔は、腎癌の3大症状は血尿、お腹の腫れ物、痛みといわれていました。しかし最近は人間ドックなどで超音波検査を行う機会が増え、初期の腎癌が偶然見つかることが多くなりました。
腎癌が見つかった場合は、薬でなくしてしまうことはいまの医学では不可能で、手術で取るのが治療の原則です。しかし、腎臓は身体の真ん中、深いところにあるので、途中で邪魔になる筋肉も切断しますし、手術の傷はかなり大きくなります。検査で見つかったからといって、なにも症状のない方に大きな手術をするのは気の毒ですし、ご本人も納得しかねるところがあります。
なにかよい方法がないかと考えていたところに、腹腔鏡手術という方法が発達してきました。これだと、いくつかの穴から器具を入れて手術が出来ますので、皮膚を切るのは腎臓をとりだすのに必要な最小限の大きさだけになります。
私たちは、腎臓の腫瘍の摘出や生体腎移植の移植腎摘出のように、腎臓をそのまま一塊として体外に取り出す必要がある場合のために、腹腔鏡補助下に手術を行う方法を開発しました。この方法は、新しいふつうの腹腔鏡下手術と比較したときも、腹腔内への炭酸ガス注入が不要であること、直視下に手術が出来るので手技が易しいこと、腫瘍を一塊として体外へ取り出すことが出来ることなどが特徴です.
この手術は癌だけでなく、いろいろな腎臓の手術に応用可能です。手続きが遅くなってしまったのですが、いま、高度先進医療として申請中です。なお、すでにこれまでに腹腔鏡下腎尿管手術として高度先進医療が承認されているのは、名古屋大泌尿器科・関西医大泌尿器科・佐賀医大泌尿器科・九州大泌尿器科・京都大泌尿器科です。
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