平成16年11月13日、浜松市地域情報センターにて、
第5回構造色シンポジウムを開催しました。企業、大学
からおよそ30名の参加があり、構造色の発色原理、その
生物学的意義および応用研究にいたるまで活発な議論がな
されました。
プログラムおよびシンポジウム当日の様子の写真を下記
に掲載します。
参加・御協力いただきました皆様、ありがとうございました。
*******
第5回構造色シンポジウム
日時: 平成16年11月13日(土)午後1時から午後5時まで
場所: 浜松市地域情報センター
参加費: 1000円(ただし、学生・院生は無料)
シンポジウム1(13:10-13:50)
構造色の光学的基礎
構造色の基礎となる光の物理的性質について木下先生に解説していただきました。
木下修一(大阪大学)
シンポジウム2(13:50-15:00)
動物の視覚コミュニケーションと構造色
自然界で動物に見られる構造色はどのような意味をもっているのか、構造色を用いた
コミュニケーションについて昆虫を例に挙げ紹介しました。
1 「性的なシグナルとしての構造色−アオハダトンボの性認識」
弘中満太郎(浜松医科大学)・松原和也(佐賀大学)
2 「森の上を飛ぶ宝石−タマムシの行動と構造色」
針山孝彦(浜松医科大学)
−休憩−
ポスター発表(15:15-16:00)
1 「Structural Color of Rainbow Ammmonite and Pearls」
小倉繁太郎(神戸芸術工科大学)
2 「青色の生物に見られる網目状微細構造とその発色機構」
松宮智恵子(大阪大学)
3 「モルフォチョウの構造色と分類」
木下修一・岡本尚子・吉岡伸也(大阪大学)・八木剛(兵庫県立人と自然の博物館)
4 「モルフォ蝶の構造色のレンダリング手法に関する研究」
岩沢 駿(東京大学)
5 「ナノシートコート単分散粒子からなるコロイド結晶の構造と特性」
石井昌彦・中野秀之・中村浩((株)豊田中央研究所)
口頭発表(16:00-16:45)
1 「単分散微粒子の3次元結晶化による構造色色材への展開」
近藤 晃次(トヨタ自動車株式会社)・吉田哲也(綜研化学)・渡辺順次(東工大教授)
2 「モルフォ蝶再現基板「赤色モルフォ」の試み」
齋藤彰(理研播磨研究所・大阪大学)
3 「モルフォチョウの構造色〜上層鱗と下層鱗の協同的な発色の仕組み」
吉岡伸也・木下修一(大阪大学)
構造色シンポジウムは阪大の木下先生の講演「構造色の光学的基礎」で午後1時から始まりました。開始当初は現場は多少混乱しておりまして、担当者が発表中の写真を撮れなかったため、これはポスターを説明する木下先生です。
「動物の視覚コミュニケーションと構造色」と題しまして次にトンボとタマムシの構造色のトピックを浜松医大の弘中先生と針山先生が報告しました。写真は昆虫の視覚系の説明をされる針山先生です。
講演の後、別室の会場を使いポスター発表に移りました。机の上にポスターを並べる形をとり、多少奇妙なポスター会場の風景ですが、議論しやすく、これはこれでよかったのではないでしょうか。展示がなかったのが残念でした。