Ethxlene Oxide(EtO)ガス滅菌に代わる短時間低温滅菌処理(1997)


低温プラズマ滅菌システム

概要
近年、内視鏡下手術や超音波ガイドによる腹部手術が増加し、これらの手術に使用した内視鏡管、超音波プローベ、その他医用器具の滅菌要望が増えてきている。
これらは従来、ガス滅菌(エチレンガスを使った低温、低圧滅菌法)または、浸漬による消毒で対応してきたが、滅菌品質の維持と器材への障害軽減の両立が難しく、多量の滅菌要望に十分対処できなかった。
酸化エチレンの毒性の回避と時間の短縮は、プラスマによる滅菌法でを選択することで解決される。 低温プラズマ滅菌システムは、過酸化水素と高周波エネルギーとを組み合わせてできる低温プラズマを利用した滅菌システムで、滅菌効率に優れ、短時間で全工程が終了できる。
また、滅菌終了後は無害な水となり、エチレンオキサイドなど毒性のあるガスを使用しないため、人体に安全でしかも器材への障害も少ない。
この機器は、電源のみを必要とするため、災害時に使用できる可能性も高い。災害時には電源の回復がもっとも早いと推測されるからである。
このことから、本滅菌システムを導入し、材料部における業務の充実強化を図った。

材料部での対応
1)高圧蒸気滅菌できない緊急に使用する器材を対象とする。
2)プラズマ滅菌に適さないものをアナウンス=セルロース製品(リネン、ガーゼ、綿、紙、段ボール、木)粉体、液体、スポンジ状の物、発砲スチロール、軟性内視鏡、製造元が滅菌を推奨していないインプラント製品
3)器材を十分に乾燥させる。


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